オンラインカジノ初心者は見慣れない言葉やフレーズ、独特の言い回しなどに戸惑ってしまうかもしれません。でも心配はいりません。このページでは、よく使われるカジノとスロットの用語を50音順で解説していきます。これらを知っておけばプレイする楽しみも倍増するはずです!
カジノ用語集目次
一般カジノ用語
HTML5
新しいスロットの多くはHTML5というプログラミング言語を用いてつくられる。モバイル対応もする便利なフォーマットである。以前はFlashで開発されていた人気モバイルスロットも今はそのほとんどがHTML5形式に移行された。
賭け条件(Wagering Requirement)
オンラインカジノのプロモーションやボーナスに関わるもので、サイトによってボーナス条件、賭け金条件、出金条件、プレイスルーなど呼び方はさまざまなので多少まぎらわしい。簡単に説明すると、プレイヤーがボーナス(サービスチップ、サビ)だけもらってそのまま出金されたのではカジノ側はたまらないので、一定額を賭け終わるまでは出金できないようにするという制度である。$100のボーナスに対して40倍の賭け条件といったものが一般的である。要するに、このボーナスをもらうと総額で$4,000を賭けて初めて出金できるようになる。賭け条件について詳しくはこちら。
還元率(Return to Player – RTP)
どんなゲームであれ、長い間プレイした場合に最終的にプレイヤーに払い戻される統計的な率(%で表されることが多い)。還元率(RTP)が高いほど勝ちやすいゲームということになる。逆にカジノ側の取り分がハウスエッジ(テラ銭)で、還元率+ハウスエッジ=100%となる。とあるスロットゲームの還元率が例えば96.5%だとすると、ハウスエッジは3.5%ということになる。
キャッシュバック(Cashback)
カジノが用意するプロモーションの一種で、入金したり負けたりした場合に一定割合がボーナスという形で返還されるシステムを指す。すべてのカジノが行っているわけではない。 Casino Secretなど一部のカジノではスロットなどの負けをキャッシュバックすることで知られている。
Quickfire(Microgamingのブランド)
Quickfire(クイックファイア)はカジノゲーム開発大手のMicrogaming(マイクロゲーミング)社による業界最大級のソフトウェアプラットフォームである。Microgamingと提携することで小さなカジノソフトプロバイダーでもQuickfireプラットフォーム上で自前のゲームを展開することができ、プレイヤー側は聞いたこともないようなレアなゲームをオンラインカジノで体験できるようになった。
以前はスロットトーナメントなどのマルチプレイヤー機能を搭載したViperというMicrogamingカジノソフトウェアをダウンロードする必要があったが、Quickfireはウェブブラウザでそのまま使えるので非常に便利になった。さすがMicrogamingと言わざるを得ない。
スロットトーナメント(Slot Tourney/Tournament)
多くの日本向けカジノサイトで人気のスロットトーナメント。形式はトーナメントによってさまざまだが、ほとんどのものには順位表があり、指定されたスロットなどで勝った額や賭けた額によって順位が決まる。トーナメントの開催期間もそれぞれで、1日で終わるものもあれば1か月続いたりするものもある。上位にランキングした者が賞金総額を分ける形式が多い。スロットトーナメントFAQも参照。
普段から定期的にスロットトーナメントを開催している日本でおすすめのオンラインカジノにはCasumo、Vera & John、Cashmio、BitStarzなどがある。ちなみにBitStarzではスロットトーナメントにSlot Wars Racesという小洒落た名前をつけている。
「責任あるギャンブル」ツール(Responsible Gambling Tools)
優良オンラインカジノでは「責任あるギャンブル」ツールの導入が今や常識となった。賭けごとには古今東西ギャンブル依存症という問題がつきもの。そこで、カジノ側でも対策を講じるようになった。
具体的には一定期間内の入金額や賭け総額、賭け金の大きさ、またはプレイ時間などにプレイヤー自身が制限を設けることができるツール、そして依存症に陥っているか、または陥る兆候があるかを自己診断するツール、さらに無料で相談ができるギャンブル依存症対策機関の紹介などがこれに含まれる。詳しくは当サイト「責任あるギャンブル」についてのページで。
認証(Verification)
KYC(Know Your Customer)や本人確認とも呼ばれるこのプロセス、初めて出金する前にほとんどのオンラインカジノがプレイヤーに課している。本人確認をすることで、なりすまし詐欺などから保護するという目的がある。身分証などのコピーを送付して本人確認することで、入金に使われたカードなどが盗まれたものでないことを証明する。慣れないうちは面倒だがプレイヤー自身の安全のためでもあるので仕方ない。慣れてしまえばどうということはない。アカウント認証についての詳細はこちら。
ハイローラー(High Roller)
ハイローラーとは大きな額をオンラインカジノサイトで賭けるプレイヤーを指す。太客のこと。英語では平均的なプレイヤーをミッドローラー、チビチビ遊ぶ客をローローラーと呼ぶこともある。
バンクロール(Bankroll)
端的に言えば、ギャンブルするための資金。廃人にとっては全財産を意味することも。カジノアカウントに入金した額は自動的にバンクロール(アカウント残高)に 加算される。勝てば増えるし、もちろん負ければ減る。入金することで補充することもできる。 オンラインカジノでの決済方法についてはこちら。
バンクロールマネジメント/管理(Bankroll Management)
見過ごされがちだが、バンクロール管理はギャンブルで最重要課題といっても過言ではない。バンクロール管理の仕方は資金とゲームのボラティリティによって異なる。
ベットの大きさやレート、ペイラインの調整やさらには特定のスロットゲームの選択によっても可能である。便利なツールが用意されていることもあり、一部のスロットやテーブルゲームでは自在に設定をして自動的にベット額を調整することができるバンクロール管理機能を搭載しているものもある。
フリースピン(Free Spins)
フリースピンは一般的に入金不要オファーまたは入金ボーナスとして提供される。指定されたスロットゲームを数回無料で遊べるという仕組みが多く、もちろん勝てば実際に現金化できる。ボーナス賭け条件があるものもあれば、ないものもある。この他に、スロットの機種によっては決まった条件が揃うとゲーム内でフリースピンが始まるものもあり、これについてはスロット関連用語で詳細する。
ベット/ステーク(Wager/Stake)
要するに賭ける行為または賭け金。スロットトーナメントはステークトーナメントと呼ばれることもある。
プロバイダー/デベロッパー(Provider/Developer)
ソフトウェアプロバイダー、ゲームデベロッパーなどと呼ばれることもあるが、ゲーム制作会社のことである。オンラインカジノ黎明期はカジノによってプロバイダーが決まっていて、中には自前でゲームを開発しているものもあったが、昨今はほとんどのものが複数のプロバイダーと契約するという形態になり、遊べるゲームの種類も格段に増えた。それだけにオンラインカジノ同士の競合も激しくなり、それぞれが独自のプロモーションやボーナスまたはインパクトのあるサイトデザインなどで差別化を図っている。
ボラティリティ(Volatility)
元々は金融用語だが、オンラインカジノでは主にオンラインスロットで使われる用語。変動性の激しさなどと訳されることが多い。ボラティリティが高いゲームではめったに払い戻しがないが、当たると大きい場合が多い。 逆に低いゲームだと頻繁に払い戻しがあるが、大きな当たりはあまり望めない。テーブルゲームでも稀にボラティリティの概念は存在し、例えばリスク(賭け金)を上げつつハウスエッジを下げるブラックジャックのダブルダウンやスプリットがこれにあたる。
人気のスロットゲームやその制作会社、それぞれのゲームのボラティリティについてはオンラインスロットセクションで。
ライブカジノ/ライブディーラー(Live Casino/Live Dealer)
ライブディーラーカジノでは実際のディーラーによるバカラ、ブラックジャック、ルーレットといったテーブルゲームがライブ動画配信される。プレイヤー側のベット操作は画面上でできるが、ゲームの進行は画面の向こうのディーラーが行う。これらのゲームは略してライブゲームとも呼ばれ、ライブカジノによって配信される。ライブカジノは独立した会社であることが多く、今時はどのオンラインカジノも複数のものと提携している。
スロット関連用語
インターネットにはあらゆる種類のオンラインスロットが溢れているので、初心者は迷ってしまうかもしれません。フルーツスロットといった懐かしいものから最新の3Dスロットやモバイルスロットまで、オンラインスロットは今も進化し続けています。そこで、ゲームの種類やそれぞれの機能や演出が少しでもわかりやすくなるよう、スロット用語集をまとめました。
ウォーキングワイルド(Walking Wild)
このワイルドシンボルはNetEntのJack and the Beanstalkなどで人気のもの。出現するとリスピンを発動する。リスピンでこれらワイルドは左か右のリールに移動する。リスピンごとに1列ずつリールを移動し続け、画面上から消えるまで続く。
エクスパンディングワイルド(Expanding Wild)
エクスパンディングワイルドシンボルは最初はリール上に単一のワイルド絵柄として出現することが多い。ペイラインができる可能性があると当該リール全体に縦に拡がる。元からの機能になっているものもあれば、ゲームによってはボーナスラウンド中だけ発動するものもある。エクスパンディングワイルドを搭載しているスロットはいくつもあるが、ゲームによって細かい設定は異なる。中でもNetEntのStarburstは人気ゲームで、エクスパンディングワイルドが出現するとリスピンが発生する。
エクスパンディングウォーキングワイルド(Expanding Walking Wild Symbol)
Play’n GOのMatsuriなどにある機能で、その名の通りウォーキングワイルドとエクスパンディングワイルドが合体したものである。これらにはリスピンを発動させるものもあり、リスピンごとにエクスパンディングワイルドが隣のリールへと移動する。リスピンはエクスパンディングウォーキングワイルドが移動し続けて画面から消えるまで続く。
オートプレイ機能(Autoplay Function)
ほとんどのスロットゲームは画面上のボタンでオートプレイ(自動プレイ)が設定できる。この機能を使うとプレイヤーはあらかじめ設定した額であらかじめ設定した回数分だけ回すことができる。ボーナスフィーチャーを引き当てると止まってくれたり、一定額以上の当たりが出ると止まるように設定できるものもある。「スピン」ボタンを毎回押す必要がないので腱鞘炎が心配なプレイヤーには便利だ。
還元率(Return to Player – RTP)
プレイヤーへの払い戻し率のこと。何十万スピンかするとこの数字に収束するというもので、パーセントで表示される。例えば還元率97%のスロット機種で$1賭けで1000スピンすると、理論上は$30負けることになる。還元率は100%に近いほどプレイヤー有利で、もちろん低いほどプレイヤーには不利になる。RTP(還元率)について。
ギャンブル(Gamble)
スロットで「ギャンブル」というと、ダブルアップ機能のことである。一部のスロットではスピンして払い戻しがあるたびにオプションでダブルアップができる。カードが7より大きいか小さいか(7なら引き分け)、または赤か黒かを予想し、当たれば2倍に、外れると0になる。中にはスーツを当てて4倍になるものもある。ハウスエッジがまったくない、オンラインカジノでは貴重なベットだが賭け条件にはカウントされないので実際はほとんど意味がない機能。
コラプシングリール(Collapsing Reel)
カスケード、アバランチ、雪崩などとも呼ばれ、最近のスロットで人気の機能。従来のようにリールが回転する代わりに、シンボル(絵柄)が上から降ってくる。 ペイラインに絵柄が揃うとペイアウト後にそれらは消えて、さらに新しいものが落ちてくる。この後さらにペイアウトが続くとマルチプライヤーが発動するものもあり、例えばNet Entertainment(NetEnt)のGonzo’s Questが人気。
コロッサルシンボル(Colossal Symbol)
これらシンボル(絵柄)は通常のものよりも大きい。 2×2、3×3、4×4、さらにそれ以上のものさえある。絵柄自体は通常ペイアウトのものであることが多いが、Pragmatic PlayのWolf Goldのようにワイルドやスキャッターがコロッサル化するものも中には存在する。
コロッサルリール(Colossal Reel)
コロッサルリールはメインの5リールに追加されて出現することがある。これらシンボル(絵柄)は標準的なものよりもかなり大きい。シンボルがメインのリールから移動したり増幅することでペイラインが何本もでき、大勝が望めるものもある。言葉で説明されるよりも実際にプレイした方がわかりやすい。Big Time GamingのExtra Chilliなど、機種によってはランダムにこれが出現するものもあればNetBetのMystery of Long Weiのようにボーナスフリースピン中のみ発動するものもある。
サラウンディングワイルド(Surrounding Wild)
スプレッドワイルドとも呼ばれ、これらワイルドシンボルは周りの絵柄にも拡大する。隣り合ったシンボルだけに拡がるものもあれば、元のワイルドを囲むように拡がるものもある。スロット機種によって特性は異なる。
NetEntのElementsはこの機能を始め、他にもコラプシングリールなどいくつものゲーム特性を備える。
シフティングリール(Shifting Reel)
シフティングリールがあるスロットでは、払い戻しが発生した後にリールがずれる(シフトする)。それによって新たにペイラインが発生したりマルチプライヤーが発動するものもあるが、特性はそれぞれのスロット によって異なる。
スキャッター(Scatter Symbol)
散らばるという意味のスキャッター、これらシンボル(絵柄)はペイライン上に並ばなくてもカウントされるのでそう呼ばれる。スキャッター自体に支払いが発生するものが多く、さらにほとんどのゲームではボーナスラウンドの開始にスキャッターが使われる。ゲームによってはスキャッターワイルドなどというものもあり、スキャッターとワイルド両方のシンボルの特性を備える。それぞれの機種によってスキャッターシンボルの特性はさまざまである。
スタックドシンボル(Stacked Symbol)
スタックドシンボルは複数シンボル分の高さがあるので、これが絡むと複数のペイラインができて大勝が望める。スタックドシンボルは複数のリールに同時に出現することもある。
スタックドワイルド(Stacked Wild)
スタックドシンボルはまた、ワイルドにもなりうる。 これらスタックドワイルドは2、3、または4シンボル分の高さ、時にはそれ以上になることもある。スタックドワイルドを導入しているゲームはたくさんあるが、古参プロバイダーのMicrogamingによるFortune Girlもそのひとつ。
スティッキーウィン(Sticky Win)
払い戻しがあると、シンボル(絵柄)が固定される(スティッキー)ことがある。その後続く1回または複数のリスピンでも固定されたまま残る。新たに現れるシンボルがこれらスティッキーなシンボルとマッチすることでペイラインができたり3つ揃いが4つ、5つと延長される可能性も秘める。マッチするシンボルが現れなくなると払い戻しがされる。NetEntのJack HammerやQuickspinのThe Wild Chaseがスティッキーウィンを導入している代表的なスロットである。
スティッキーワイルド(Sticky Wild)
スティッキーワイルドはリール上に固定されるワイルドシンボル。通常シンボルの上にかぶさるように出現することがある。リスピンまたはフリースピンボーナス中だけ出現するものもある。さらに、スピンが追加され続ける限り固定され続けるものもある。NetEntのGuns ‘N’ Rosesはスティッキーワイルドで有名なスロット。
3Dスロット(3D Slot)
3Dスロットとはその名の通り、グラフィックスやアニメーションが3D化されたスロットマシーンゲームを指す。NetEntやBetsoftといったプロバイダーのものが代表的である。リールに現れる画像が3Dのもの、さらにはアニメキャラクター、挿入動画、特別なシンボルなどが3Dになっているものもある。実際に3D眼鏡を使ってプレイするスロットゲームもあるが、これらは一般的に3DスロットではなくVRスロットなどと呼ばれる。
全ライン型スロット(All Ways Slot)
MicrogamingのThunderstruck IIに代表される、ペイラインが243本あるスロットマシーンを指す。また、ペイラインが720、1024、3125本、さらにそれ以上のものも該当する。指定されたペイラインに絵柄を揃えないといけない一般的なスロットに対して、連続したリールに絵柄が出さえすればいいものは全ライン型スロットと呼ばれる。
ターボ機能(Turbo Function)
スロットゲームによっては、画面内設定メニューからターボ機能を選択できるものもある。この機能を使うとスピンが高速化できる。有効化するとリールの回転が速くなり急に止まるので、アクションに飢えたプレイヤーは重宝する。
重複リール(Duplicating Reel)
重複リールは例えばTwin SpinといったNetEntのスロットでよく見られる。このゲームではツインスピン機能という名前がついているが、他のゲームではそれぞれ別の名前がついていることが多い。簡単に言うとまったく同じ複数のリールが同時に現れるというもので、当然大きな勝ちが獲得しやすくなる。
ナッジスピン(Nudge Spin)
英国パブ式フルーツマシンに見られ、ドロップスピンとも呼ばれる。プレイヤー自身がリールを1マス下にずらすことができる機能だが、ゲームがランダムにこれを発生させるものもある。1マスのずれで悔しい思いをすることもあるスロットゲーム、この機能は嬉しいが残念ながらオンラインではめったに見かけない。
ナッジワイルド(Nudge Wild)
ナッジワイルドは他の絵柄すべての代わりになる特別なシンボルであるだけでなく、リスピンを発生させることもある。リスピン後にこのワイルドシンボルはリール上で1マス移動する。ナッジワイルドが出現し続ける限り、リスピンは続く。ナッジワイルド搭載のゲームではQuickspinのSakura Fortuneが有名。
ピックボーナス(Pick Bonus)
選択(ピック)式のボーナスで、ボーナス/スキャッターシンボルが揃うと発動する。画面上に現れるいくつかの絵柄から選ぶという方式のものが多い。中にはフリースピンの前に選択して、それによってフリースピンの内容が変わるというものもある。
フリースピン(Free Spin)
フリースピンは一般的に、スキャッターシンボルが3つ以上出現すると発動する。機種によってはランダムに始まるものもあればスキャッター以外の方法で発動するものもある。回数はあらかじめ決められたものが多いがランダムなものもあり、いずれの場合もプレイヤーの残高からクレジットが引かれることがない文字通りの無料スピンである。 純粋に無料スピンが何回かだけもらえるものもあれば、フリースピン中はマルチプライヤーが発動して大勝が狙えるものもある。
フリースピン中に回数が追加されていくものもあるが、決められた回数が終わると元のゲームに戻る。
フルスクリーン(Full Screen)
ゲーム画面内にあるオプションをクリックすると、全画面(フルスクリーン)表示にすることができる。スマホやタブレットの小さ目のスクリーンでプレイしている時などは特に重宝する。
フルスクリーンシンボル(Full Screen of Symbols)
シンボルはリール上に積み重なって現れる(スタックドリール)こともあれば、上下に拡がることもある。これらがうまく続くとすべてのリールが同じシンボルで埋め尽くされることがあり、もちろん巨額獲得も夢ではない。
フルスクリーンシンボルを有名にしたのは、ヨーロッパのランドカジノで大人気のBook of Ra(オーストリアのゲーム会社Novomaticによる制作)というゲームである。これによく似たPlay’n GOのBook of Deadが日本にいてもオンラインカジノでプレイできる。
プログレッシブジャックポット(Progressive Jackpot)
スロットには2種類のジャックポットが存在する。プログレッシブ型でないジャックポットはあらかじめ決められた額が払い戻される。それに対してプログレッシブジャックポットはオンラインで世界中すべてのプレイヤーと連動していて、スピンされるたびに一定額がジャックポットに加算されていく。そのため、MicrogamingのMega Moolahのようにジャックポット額が数百万ドルに達するものも珍しくない。
ちなみにこのMega Moolahは現在もオンラインでのプログレッシブジャックポット最高記録を保持し、ギネスブックにも掲載されている。ただしギネス記録自体は同じくMega Moolahによって2018年9月に叩き出された1,900万ユーロ(24億円相当)という新たなプログレッシブジャックポットによって更新されている。今や「ギネス記録」はあくまで「参考記録」という奇妙な事態にあるが、要するにMega Moolahは他の追随を許さないプログレッシブジャックポット搭載スロットである。
なお、マックスベットでペイラインにジャックポットシンボルを揃えないといけないものが最も一般的だが、ボーナスラウンドによって発生するものもある。中には、完全にランダムに当たるプログレッシブジャックポットもある。他には、段階によって額が違う複数のプログレッシブジャックポットを備えた機種も存在する。
ペイテーブル(Paytable)
スロットで楽しみなもののひとつにペイテーブルがある。要するに配当表のことで、ゲームによっては見つけにくいがどんなスロットであっても必ず画面のどこかにこれを表示するボタンがある。表示される情報には、それぞれのシンボルの配当はもちろん、ボーナス機能について、ペイライン、RTPやボラティリティも含まれる。ペイテーブルは言わば簡潔な「遊び方ガイド」で、実際に賭ける前にそのスロットゲームと機能を学ぶことができる。
ボラティリティ(Volatility)
元々は金融用語だが、オンラインカジノでは主にオンラインスロットで使われる用語。変動性の激しさなどと訳される。ボラティリティが高いゲームではめったに払い戻しがないが、当たると大きい場合が多い。 逆に低いゲームだと頻繁に払い戻しがあるが、大きな当たりはあまり望めない。スロットのボラティリティについて詳しくはこちら。
マックスベットボタン(Bet Max Option)
マックスベットは高レート好きの真のギャンブラーだけのためのものに聞こえるが、必ずしもそういうわけではない。スロットマシンの中にはマックスベットボタンが用意されているものがあり、これを押すとすべてのペイラインに最大コイン数を賭けることができる。ただし、コイン1枚あたりの額($0.01や$0.50など)がこれによって最大になるわけではない。ほとんどのスロットではマックスベット時の配当がそれ以外のものよりも良くなっており(特にプログレッシブジャックポットはマックスベットをしなければ支払われないものが多い)、常にマックスベットしていないと損することになる。一部のスロットはマックスベットボタンを押した瞬間にスピンが始まってしまうので、あらかじめペイラインの数やマックスコイン数は確認しておく必要がある。
マルチプライヤー(Multiplier)
マルチプライヤーは、例えばPlay’n GOのBig Win Catなどに見られる人気のスロット機能。ペイラインの勝利金が2倍、3倍、5倍になるものが多い。機種によってワイルドでペイラインができた時にマルチプライヤーがかかるもの、ランダムに発動するもの、フリースピン中に発生するものなどさまざまだ。
ミステリーウィン(Mystery Win)
ミステリーウィンには2種類ある。1つ目はランダムに発生するボーナスで、なんの前兆もなく突然現金がもらえるというもの。2つ目はミステリーシンボル(絵柄)によるもので、出現後に他の絵柄に変わることでペイラインなどをつくる。
メガウェイズスロット(Megaways Slots)
オンラインカジノゲームプロバイダーBig Time Gaming(BTG)社によって開発されたこの機構は、またたく間に業界で爆発的な人気を獲得。メガウェイズを搭載する代表的スロットBonanza(BTG社、下の画像参照)の勝ち方は最大117,649通り。機種によって異なるが、例えばFantasma GamesのFlower Fortunesというスロットでは勝ちパターン(実質的なペイライン)がなんと最大531,441通りも!
「メガウェイズ」はシンボルをペイラインに揃える必要がなく、隣り合ったリールに出現させるだけで良いという点で「全ライン型」スロットに非常に似ている。ただし「全ライン型」は勝ちパターンが常に一定であるのに対し、「メガウェイズ」ではこれがランダムに変化するという点で異なる。
他にもメガウェイズならではの特徴としてコラプシング(カスケード)リール、無限マルチプライヤーつきフリースピン、そして(一部スロット限定ながら)第6の並行リールなどが挙げられる。今ではRed Tiger GamingやNetEntといった大手ライバルプロバイダーにリースされるまでになったBTG社制のこの機構。特に後者のGonzo’s QuestやTwin Spinは大人気スロットとしての地位をすでに築いている。メガウェイズについての詳細は当サイトのスロット解説ページで。
ランダムワイルド(Random Wild)
普通のワイルド同様、ランダムワイルドも一般シンボルの代わりになる。ただし、リール上にシンボルとしては現れず、ランダムに出現して他のシンボルの上に置かれる。MicrogamingのImmortal Romanceはランダムワイルドを初めて導入したスロットのひとつである。
リスピン(Re-Spin)
リスピン(再スピン)はフリースピンと似ているが、かなり短いことが多い。リスピン中は通常スピンで出現したシンボルをそのままリール上に残してスティッキーワイルドその他機能が発動するものも多い。中にはオプションでリスピンが「購入」できるようになっているスロットもある。
Play’n GOのFu Er Daiはリスピン機能を搭載した数あるスロットのうちのひとつである。この機種ではリスピンを発動させるリール全体を覆うエクスパンディングワイルドがリスピン中は固定されるので、大勝が望める。
両方向ペイ(Each Way Pay)
一般的なスロットのペイラインが一番左のリールから始まるのに対して、両方向ペイのものは右からのペイラインに対しても支払いが発生する。中には両端のリールを含まずペイラインができるスロットもある。さらにはNetEntのクラシックスロット、Starburstのように同時に両方向のペイラインがカウントされるものまである。両方向ペイはゲームによってボーナスラウンド中だけで発生するものもあれば、元から設定されているものもある。
ワイルドシンボル(Wild Symbol)
ほとんどのスロット機種で見られる、最も一般的で有名なシンボル(絵柄)。トランプでいうところのジョーカーと同じ機能を果たす。プレイヤーに一番都合がいい一般シンボルの代わりとなるのでペイラインができやすくなる。ただしスキャッターなどの特別シンボルの代わりにはならないことが多い。中にはワイルドが絡むペイラインの払い戻しが倍になったりするものもある。
基本的には代替シンボルだが、ワイルドにはいろいろな種類があり、ボーナスラウンドやリスピンを発動させるものもある。
ワイルドリール(Wild Reel)
一部のスロットにはワイルドリールというものがある。 これらは例えばワイルドシンボルその他を生成する6本目のリールとして基本スピン中から存在するものや、もしくはボーナスラウンド中のみ出現するものがある。後者の場合、NetEntのKoi Princessのように1本以上のリールが丸ごとワイルドになってしまうものが一般的。もちろんこれによって大勝が望める。
テーブルゲーム用語
テーブルゲーム用語は多少まぎらわしいことがあります。有名なゲームならプロバイダーやバリエーションに関わらず統一されていることが多い一方、特定のゲームだけに存在する用語もあるからです。カジノ文化に慣れていない日本人にとっては一層わかりにくいのも仕方ありません。ここでは、カジノのテーブルゲームでよく使われる用語をまとめてみました。ゲームのルールや賭け方の理解につながり、オンラインカジノがより楽しめるものになってもらえれば幸いです。
テーブルゲームの中でも特にライブディーラーゲームについて詳しく知りたい場合は以下のメニューを参照してください:
アウトサイドベット(Outside Bet)
ルーレットの賭け方で、単独の数字(インサイド)に賭けないものはすべてアウトサイドベットと定義される。一般的なものでは赤/黒、偶数/奇数、1-12、25-36などがこれにあたる。当たりやすい分、配当は小さい。0が出ると負けになる。
赤/黒(Red/Black)
ルーレットホイールの数字が書いてあるポケットは赤か黒(と緑の0)に塗り分けられている。ルーレットでは赤か黒にも賭けることができ、その場合数字に関わらず当たれば2倍の配当がつく。ただし緑にボールが落ちるとプレイヤーの負けとなる。
アップカード(Upcard)
主にブラックジャックに関連した用語で、表向きになっているディーラーのカードのこと。伏せられたカードはホールカードやダウンカードと呼ばれる。
アンティ(Ante)
ベットという呼称の方が一般的。要するに賭け金のこと。テーブル上に丸や四角で区切られた、チップを置く場所が用意されていることが多い。
アンプリズン(En Prison)
アンプリズンとはフランス語で「牢獄」といった意味で、フレンチルーレットと一部ヨーロピアンルーレットだけに存在するルール。イーブンマネー(赤/黒または奇数/偶数)に賭けている場合に限り、外れてもプレイヤーには半額が戻ってくるか、またはベットを全額残して次に当たれば全額が戻ってくる。その名に反して実はプレイヤーに有利なルール。
イーブンマネー(Even Money)
配当2倍のベットはイーブンマネーベットと呼ばれる。日本でなじみがあるものなら丁半、大小など。カジノのゲームならルーレットの赤/黒と偶数/奇数、(厳密には正しくないが)バカラのプレイヤー/バンカーベットなどがこれにあたる。
インサイドベット(Inside Bet)
ルーレットで一番盛り上がる賭け方。37ある数字に自由に賭けることができ、当然配当も大きい。複数の数字にバラで賭けることもでき、また数字をまたいでチップを置くことで隣り合った数字に同時に賭けることも可能だ。
インシュアランス(Insurance)
訳すと保険。ブラックジャックはインシュアランスがあることで知られている。実際の手の勝敗とは無関係なサイドベットの一種。ディーラーがエースを見せている場合に限りプレイヤーがディーラーのブラックジャックに賭けることができるというもの。一般的には元のベットの半額までを賭けることができ、ディーラーにブラックジャックが完成すると3倍の払い戻しとなる。明らかにプレイヤーにはオッズが不利なので賭けてはいけない。
ヴォアザンドゥゼロ(Voisins du Zéro)
フレンチルーレットだけに存在する賭け方で、ホイール上で0をまたぐ22-25に賭ける。フランス語で「0の隣」を意味する。上手いベテランクルーピエ(ディーラー)は0を狙えると言われているので理にかなった賭け方ではあるが、もちろんオンラインのRNG版では意味がない。ライブディーラーのフレンチルーレットテーブルがあれば試してみる価値はあるかもしれない。
オーフェリン(Orphelins)
ルーレットホイール上の数字の配置の一部に賭けるもの。フレンチルーレット独自のもの。一部ヨーロピアンルーレットでは英語でオーファン(orphan)という名称。ハウスエッジが低いわけでもないので覚える必要はない。
奇数/偶数(Odds/Evens)
ルーレットで最も単純なベットのひとつ。奇数か偶数に賭けて、当たれば2倍の配当。0は負けになる。
クルーピエ(Croupier)
カードゲームはディーラーによって進行されるが、ルーレットのディーラーは特に「クルーピエ」と呼ばれることがある。ランドカジノではチップの計算に迅速な計算力が要求されることもあるが、オンラインのライブディーラー(クルーピエ)にスキルは一切必要ない。
コーナーベット(Corner Bet)
ルーレットの賭け方の一種で、4数字を同時に賭けるもの。ベットテーブルの十字の部分(コーナー)に接する4つの数字に賭けることができ、当たれば9倍の配当。
コミッション(Commission)
バカラでバンカーに賭けて勝つとカジノにコミッションを払わなければならない。コミッションは5%なので、1.95倍の払い戻しとなる。コミッションを取らないノーコミッションバカラも存在するが、こちらはバンカーが6で勝った場合に配当が1.5倍しかつかなくなるなど、どこかで埋め合わせがされる。
コラムベット(Column Bet)
ルーレットで賭けられる方法のひとつ。36の数字が3分割され12ずつに分けられており、当たると配当は3倍。
サイドベット(Side-Bet)
カードゲームの中にはサイドベットが用意されているものもある。本来のゲームの結果以外のものに賭けるというもので、2つの異なるゲームに同時に賭けるようなものである。例えばブラックジャックの「パーフェクトペア」に賭けると、本来のハンドが勝つか負けるかに関わらず最初の2枚がペアなら支払いが発生する。サイドベットにはさまざまな種類があり、配当やハウスエッジもそれぞれ大きく異なる。
サレンダー(Surrender)
ブラックジャックにはサレンダーできるバリエーションもある。ディーラーの手が開かれる前に投了する代わりにベットの半分を返してもらうというもの。いかにも損しそうなオプションだがベーシックストラテジー表によると実はこれが正解となる場合もある。
シュー(Shoe)
シューはテーブルゲームで使われるカードホルダー(箱)のこと。最近は全自動ディーラーマシーンや自動シャッフルマシーンになっていることもある。1シューのことを1シュート、1シューターなどと言う日本人もいるがこれらは和製英語である。オンラインカジノではもちろん、RNGがシューの代わりとなる。
シュマンドフェール(Chemin de Fer)
特定のバカラゲームを指すフランス語名。ヨーロピアンバカラの一種で、テーブル上のプレイヤー(客)のうちの一人がバンカー役を引き受ける。高レートでプレイされることが多いが、オンラインカジノではまず見かけることはないので気にする必要はない。ちなみにシュマンドフェールはフランス語で鉄の道、または鉄道を意味する。
条件(Third-Card Rule/Condition)
バカラでは3枚目を引くための条件があらかじめ決められていて、プレイヤー(客)に選択権はない。ディーラーが条件に従ってカードをテーブルに出すだけなので、客がこれを覚える必要はまったくない。それでも知っておいた方が盛り上がるのは確か。
スタンド(Stand)
ブラックジャックでこれ以上カードを引かないという時はスタンドする。ディーラーはスタンドする条件があらかじめ決まっているが、プレイヤーの場合はバストしない限りいつでもスタンドを選択できる。
スーツ(Suit)
日本語で一般的なトランプの「スーツ(suits)」は複数形で、単数形だと「スート(suit)」が正しい。カード(トランプ)のスーツはスペード、ハート、ダイヤ、クラブの4種類である。各スートはエース(A)、2、3、4、5、6、7、8、9、10、ジャック(J)、クイーン(Q)、キング(K)の13枚で構成される。
ストリート(Street)
ここでのストリートはルーレットのもの(ポーカー用語でもあるがそれはまったく別の意味)。ベッティングボードの右端または左端の線上にチップを置くとその列にある数字3つすべてに賭けたことになる。これをストリートベットと言い、当たれば12倍の配当。
スプリット(Split)
スプリットはブラックジャックの専門用語である。配られる最初の2枚のカードが同ランクだとプレイヤーにはそれを2つのハンドに分ける権利が与えられる。スプリットすると賭け金を倍にせねばならず、2つになったハンドはそれぞれ独立した手として続けられる。エースをスプリットした場合はそれぞれ1枚ずつしかカードがもらえないことが多い。
スプリットベット(Split Bet)
ルーレットで賭ける方法の一種。2つの数字の間にチップを置くことで、置いたチップの半分ずつを両方の数字に賭けることができる。当たると18倍の配当。
ゼロ(Zero)
ルーレットホイールには必ず0がある。ボールが0に落ちると、0に賭けていない限りすべてのベットは負けとなる。アメリカンルーレットにはさらに00があるので近寄るべきでない。さらに言うと、どうしてもルーレットがプレイしたくなったら0に優しいルールのフレンチルーレットにするべき。
ソフト/ハードハンド(Soft/Hard Hand)
ブラックジャックで使われる用語。ソフトハンドとはエースを11として数えるハンドのことで、ハードハンドは1として数える。ソフトハンドは1枚ヒットしても絶対にバストしない。例えばエース+6ならソフト17、エース+4+10+5ならハード20。
ダズン(Dozen)
ダズンは英語で12のこと。ルーレットでダズンというと12個の数字に賭けることで、ボードを3分割した部分に賭ける。複数のダズンに賭けることも可能。当たると3倍の配当。
ダブルゼロ(Double Zero)
アメリカンルーレットだけに存在する00は、ルーレットホイール上にある2つめの緑マスである。要するにハウスエッジが2倍になるわけで、賢いプレイヤーはアメリカンルーレットはプレイしない。
ダブルダウン(Double Down)
ブラックジャックで最初の2枚のカードが配られた時点で、プレイヤーにはダブルダウンする権利がある。ダブルダウンはベット額を2倍にすることでもう1枚だけカードが引ける。裏目に出ることもあるが、適切な場面だけで駆使すればプレイヤーにかなり有利になる。「適切な場面」とは基本的にベーシックストラテジーに則ったものを指す。
テーブルリミット(Table Limit)
カジノのテーブルゲームには必ずテーブルリミットがある。制限額のことで、賭けなければならないミニマムベット(最低額)とマックスベット(最高額)が設定されている。ハイローラー(高レート)テーブルでは大きな額が賭けられる代わりにミニマムもかなり大きくなっている傾向にある。
デュース(Deuce)
カードゲームで2のカードはデュースとも呼ばれる。ニックネームのようなものなので知っていて得するようなことはないが、2がジョーカー/ワイルドになるビデオポーカーのデューセズワイルド(Deuces Wild)の名称はここからきている。
ナチュラル(Natural)
ナチュラルは最初に配られたカード2枚で強い手ができること。一般的にはバカラの9か8を指すが、エースと10のブラックジャックもナチュラルである。
ハイ/ロ―ベット(High/Low Bet)
ルーレットで知られている賭け方。ハイベットは数字の19-36、ローベットは1-18に賭ける。配当はイーブンマネー(2倍)。また、マイナーではあるが「ハイロ―」という名のテーブルゲームも存在する。
ハウスエッジ(House Edge)
カジノも商売なので、長い目で見ると必ずどのゲームもカジノが有利なルールができている。これがハウスエッジである。ハウスエッジはパーセントで数値化できるが、ゲームによってかなり幅がある。ちなみにハウスエッジ+還元率=100%。ブラックジャックやビデオポーカーはベーシックストラテジー表を使うことでハウスエッジを軽減することができる。
バスト(Bust)
ブラックジャックでヒットして21を超えると「バスト」となり、プレイヤーは問答無用で負けとなる。日本語では「バースト」とも表記されることがあるがこれは間違いで、本来の発音は「バスト」に近い。
バリエーション(Variant)
主要テーブルゲームのルールは万国共通である。ただし若干ルールに変更が加えられているものもあり、これらは別バリエーションなどと呼ばれる。オリジナルのルールにかなり似ているものでもハウスエッジに差が出ることがあるので注意が必要である。
バンカー(Banker)
バカラ用語。基本的に、バカラには賭ける場所が2カ所ある。それがバンカーとプレイヤーである。それぞれが出る確率はほぼ半々だが、わずかにバンカーの方が有利。そのため、一般的なバカラゲームではバンカーに賭けて勝つと5%がコミッションとして引かれる。
ヒット(Hit)
ブラックジャックで最も一般的なオプションのひとつ。カードをもう1枚引くこと。21を超えない限り何度でもヒットできるが、プレイヤーはバストする(21を超える)と即負けとなる。
フェイスカード(Face Card)
その名の通り、顔(フェイス)があるJ(ジャック)、Q(クイーン)、K(キング)のカード。ほとんどのカードゲームで10の価値があるがバカラでは0。そのためコアな日本人バカラマニアの間では「額縁」と呼ばれ、忌み嫌われる存在。
プッシュ(Push)
タイまたはドローの別の言い方。要するに引き分け。
ブラックジャック(Blackjack)
21に近い方が勝つ、カジノで大人気のテーブルゲーム。本来はエースと黒のジャックの組み合わせを意味していたが、時代とともにブラックジャックのゲームそのものを表すものとなった。
プントバンコ(Punto Banco)
プントバンコはバカラの別名である。欧米人がたまに格好つけて使う呼び方。スペイン語で「プレイヤー・バンカー」。ルールなどはバカラとまったく同じである。
ペイテーブル(Paytable)
ペイテーブルには支払いが起こるハンドの組み合わせと配当が表示される。配当表といったところか。オンラインカジノではゲーム画面にあるボタンで表示することができる。
ベーシックストラテジー(Basic Strategy)
基本戦略と訳されることが多い。テーブルゲームではブラックジャックで用いられる。インターネット上ではあらゆる無料サイトでベーシックストラテジーガイドが提供されており、一般的にはこれに掲載されている通りにヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリットなどを行わないとカジノ側が有利になってしまう。
ベットビハインド(Bet Behind)
一部ライブディーラーゲームで利用できる機能。バカラなどのゲームでテーブルが満席であっても、他のプレイヤーの後ろから賭けることができる。
ポケット(Pocket)
ルーレットのホイール上には、物理的に区切られそれぞれ色づけされた数字がある。これらはポケットと呼ばれ、どこに落ちるかで勝敗が決する。
ホット/コールドナンバー(Hot/Cold Number)
ルーレットをプレイしているとホット(よく出る)とコールド(あまり出ない)な数字に気づくことがある。バカラでも例えばプレイヤーが5回続いたりすると「プレイヤーがホット」だということになる。ギャンブラーは迷信深いのでこれによって次の出目を予想したがるが、数学的には完全にランダムなので(イカサマがあったりルーレット台が傾いていたりしない限り)まったく意味がない。
ホールカード(Hole Card)
裏返して見えないように配られるカードはホールカードと呼ばれる。例えばブラックジャックでディーラーに配られるカードのうちの1枚。なぜ穴(ホール)カードなのかはよくわからない。
マルチハンド(Multi-Hand)
テーブルゲームの中には一度に複数のハンドがプレイできるものもある。もちろん各ハンドはそれぞれ賭けなければならない。マルチハンドプレイできるゲームとしてはブラックジャックが最も一般的である。
マルチプレイヤーゲーム(Multiplayer Game)
オンラインカジノではほとんどのテーブルゲームがディーラーvsプレイヤーという図式である。一部では他のプレイヤーが同じテーブルにつくものもあり、これらはマルチプレイヤーゲームと呼ばれる。ただしプレイヤー同士が直接対決することはない
ライブディーラー(Live Dealer)
今世紀に入ってからオンラインカジノに登場した新しいタイプのテーブルゲーム。ライブカジノ、ライブゲームなど英語でも呼称はマチマチだが「ライブ」という言葉が入っていたら昨今は「生身のディーラーを置いているオンラインカジノ」と認識してよいだろう。これらのテーブルでは実際の人間ディーラーが生配信動画を通してゲームを執り行うので、自宅にいながらにしてPCやスマホから本物のカジノの雰囲気を味わうことができる。多くの人気ライブカジノでは他のプレイヤーとプレイしたり、ディーラーとチャットすることもできる。
ラパルタージュ(La Partage)
アンプリゾンに似た、フレンチルーレットで見られるルール。ボールが0のポケットに落ちると、ベットの半額が戻ってくる。アンプリゾンのように全額を同じ場所に賭けたまま残すオプションはない。
乱数発生器(RNG – Random Number Generator)
RNGとは乱数発生器のことを指す。乱数発生器はランダムに数字を生成するプログラムで、これによってテーブルゲームの各ハンドやスピンが完全に偶発的な結果として生み出される。RNGを使用することによって、人為的な操作が可能なランドカジノよりもある意味公正なゲームが保証されることになる。
レーストラック(Racetrack)
フレンチルーレットで一般的なベッティングテーブル。ルーレットホイールの並びそのままに数字が並んでいるので非常に便利。隣に置かれている一般的なアメリカ式の四角いテーブルよりも理にかなっている。オーファン、オーフェリン、ヴォアザンドゥゼロなど一般ルーレットテーブルではできないような賭け方が可能なのも特徴。楕円の形状からレーストラックと呼ばれる。